
東日本旅客鉄道(株)と(株)ジェイアール東日本都市開発は21日、複合アウトドア施設「リトルリトリートデポ(通称:リトデポ)」(さいまた市中央区)を、11月29日に開業すると発表した。
「大宮」駅徒歩約7分に立地。駅近くの使われていない線路跡地を暫定的に活用し、心と体のメンテナンススポット(リトリート)とする社会実験プロジェクト。アウトドアサウナ、デイキャンプ、BBQができる施設として、JR東日本都市開発が運営する。
アウトドアサウナは、7種類のサウナ小屋を屋外エリアに設置。ストーブや薪・電気・スチームなどを取りそろえ、一度で複数のサウナ体験ができる。また、サウナ小屋は販売可能な商品で、「サウナ版・住宅展示場」としての役割も担う。
デイキャンプやBBQなどアウトドアに気軽に挑戦できる「キャンプ練習場campass」は、秋葉原店に次ぐ2号店として開業する。「線路脇の廃線跡地」という非日常空間で、炭火や焚火も自由に楽しめるキャンプ場を展開する。
また、約600平方メートルのイベントエリアも設け、貸出可能なスペースとして運営する。開業後はキッチンカーの出店や、線路を活用した鉄道関連イベントを実施する予定。
同施設は都市と自然をウェルネスでつなぐハブとして、観光・地域産業・サステナビリティの新しい循環を生み出していく。