マリオット・インターナショナルは23日、ラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」(東京都港区、総客室数200室)を報道陣に公開した。「JWマリオット」ブランドは、同社が展開する30超のブランドの中で最上位。日本では奈良県の出店に続き2軒目となる。
東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)がJR山手線他「高輪ゲートウェイ」駅周辺で推進している大規模複合再開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」の「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」23~30階に入居。23~28階が客室で、客室面積は43~235平方メートル。「アーバンデラックス キング」(43~47平方メートル)、「エグゼクティブプレミアムスイート ツイン」(95平方メートル)、「プレジデンシャルスイート」(235平方メートル)など計12タイプを用意している。客室からは、皇居や東京湾、時には富士山を望むことができる。
一部の客室には、27階の「エグゼクティブラウンジ」へアクセスする権利が付いており、季節ごとの料理やドリンクを楽しめるほか、専任スタッフによるサービスを受けられる。
宿泊料金は、12万5,000円~(税抜き・サービス料別)。
28・29階には最大9つの宴会場を設けた。広さは32.5~400平方メートル。最も広い「JW Ballroom」は最大400人が収容可能で、270度可動式LEDスクリーンや最先端の音響映像設備を備える。必要に応じて3分割での使用もでき、ウェディングやカンファレンス、商品発表会など多様なシーンに対応していく。このほか、テイスティングキッチンを併設した多目的会場「Tsuki」(126平方メートル、最大収容人数120人)、商談やミーティングでの利用に適したプライベートサロン「Kumo」(36平方メートル、同12人)など計6つのミーティングルームを用意している。
付帯施設として、割烹料理やモダン地中海料理を提供するレストラン、クロワッサンバーなど計7つのレストラン&バー、東京タワーを含む都市のパノラマビューを望める屋内プール、スパ、24時間利用可能なフィットネスセンターも用意した。
同ホテルは2日に開業済み。稼働率および予約状況は好調。7割近くが海外のユーザーで、米国が多いという。
23日には開業式典が開催され、マリオット・インターナショナル社長兼最高経営責任者のアンソニー・カプアーノ氏は挨拶で、「高輪ゲートウェイは、主要都市を結ぶ『品川』駅や羽田空港へのアクセスに優れている。また、イノベーションや文化などが集まった、東京の未来を象徴する都市でもある」などと同エリアの特徴を語り、出店意義を強調。来賓で登壇したJR東日本代表取締役社長の喜㔟陽一氏は、「『JWマリオット・ホテル東京』が、国内外から訪れるお客さまにこのまちでしか体験できない高品質な価値を提供することを通じ、高輪ゲートウェイの魅力が一層高まることを期待したい」などと述べた。
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