|
|
リストデベロップメント(株)は4日、15日に竣工予定の複合タワーマンション「THE TOWER湘南辻堂」(神奈川県藤沢市、総戸数196戸(うち一般販売対象外住戸24戸))を報道陣に公開した。湘南エリアでは希少なタワー物件、駅直結の複合建物、大型商業施設近接など高い利便性が評価され、2024年5月の販売開始からわずか8ヵ月(~12月)で完売している。
同物件は、JR東海道線「辻堂」駅徒歩2分に立地。約2,300平方メートルの敷地は賃貸住宅や商業店舗などが建っていた場所。同社は、この物件に近接する場所で「リストレジデンス辻堂タワー」(129戸)を14年に分譲しており、そこから地権者との関係を構築し、土地の集約化にこぎつけ、「辻堂プロジェクトの第2弾」として開発した。
建物は高層棟と低層棟で構成。高層棟は制震構造・鉄筋コンクリート造地上29階地下1階建て、低層棟は鉄骨造地上3階建て。総延床面積は約2万5,000平方メートル。総合設計制度を利用し、高さは約98.9mは湘南エリア(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・逗子)最高層。「辻堂」駅と高層棟2階部分との間にペデストリアンデッキを設置。藤沢市に寄贈している。分譲マンションのほか、高層棟1~3階および低層棟は商業施設(11区画)とし、物販店舗等が入居。駐車場は地下に設置。サーフボード置き場も用意した。
外観は、湘南エリアのイメージになじむよう白を基調にした。バルコニーも含めガラス面も大きく採る。共用部は、3階部分に集約。カッシーナ・イクスシーが空間デザインを監修。ワークラウンジやオーナーラウンジ、パーティルームを兼ねたゲストルーム等を備える。エントランスのらせん階段、ロビーの壁、ラウンジの壁などは左官仕上げとしている。
販売住戸は、ワンルーム~4LDK、専有面積約34~92平方メートル。内廊下方式で、各階に宅配ボックス、防災倉庫、ゴミ置き場を設置。北向き住戸以外は、8階以上から海が望める。また27階以上はプレミアムプランとして、設備仕様を高めている。
24年3月にマンションギャラリーをオープン。総エントリー数は約8,100件。総来場者数は1,100組。最終的な販売価格は非開示。購入者は、地元藤沢市・茅ケ崎市中心に横浜市川崎市など神奈川県内が約6割。都内が3割。年齢層は30歳代~40歳代が中心。ほぼすべてが実需層。
|
|




