三井不動産(株)は7日、2026年第2四半期決算(連結)を発表した。
当期(25年4月1日~9月30日)は、売上高1兆3,534億2,000万円(前年同期比16.4%増)、営業利益2,187億8,000万円(同29.1%増)、経常利益1,835億8,700万円(同33.7%増)、当期純利益1,521億5,300万円(同72.3%増)だった。営業利益に持分法投資損益と固定資産売却損益とを加えた事業利益は2,464億6,300万円(同42.3%増)。各項目で第2四半期として過去最高を更新した。
賃貸セグメントの営業収益は4,562億6,600万円(同8.7%増)、事業利益は885億7,800万円(同3.3%増)となった。「ららぽーと安城」「ららぽーと台北南港」などが新規稼働。国内外オフィスの収益・利益も拡大した。期末空室率はオフィス・商業全体で3.5%(24年3月末比0.3ポイント低下)、首都圏オフィスに限ると0.9%(同1.3ポイント低下)。
分譲セグメントは営業収益3,987億7,200万円(前年同期比49.0%増)、事業利益1,242億5,100万円(同97.0%増)。国内住宅分譲は「三田ガーデンヒルズ」などの引き渡しが進捗。投資家向け・海外住宅分譲等に関しては資産回転の加速による物件売却が進んで大幅な増収増益となった。国内住宅分譲はマンションが1,526戸(同441戸減)ながら、営業収益は2,738億6,900万円(同46.2%増)。戸当たり単価は1億7,947万円(同91.3%増)となった。当期計上予定戸数の96%が契約済み。期末時点のマンション完成在庫は43戸(同13戸増)。
マネジメント事業は営業収益2,467億2,100万円(同4.9%増)、事業利益385憶5,700万円(同12.5%増)。プロパティマネジメントはカーシェア事業の利用者増加や貸し駐車場(リパーク)の駐車料金改定などで増収増益。仲介・アセットマネジメントの仲介件数は1万7,419件(同1,673件減)だったものの、プロジェクトマネジメントフィーが増加して好調だった。
通期業績については売上高2兆7,000億円、営業利益3,850億円、事業利益4,300億円、経常利益2,950億円、当期純利益2,650億円を見込む。
