不動産ニュース / 開発・分譲

2025/11/20

松山でレジリエンス性高めた戸建て分譲地

「スマートハイムプレイス SETOUCHI 松山朝生田」まち並みイメージ

 セキスイハイム中四国(株)は17日、新たなコンセプト型分譲地「SETOUCHI 分譲モデル」を展開すると発表した。初弾として、戸建て分譲地「スマートハイムプレイス SETOUCHI 松山朝生田」(愛媛県松山市、総区画数8区画)の第1期分譲を22日に開始する。

 近年、中国・四国エリアで大雨による大規模災害が増加傾向にあること、住宅侵入窃盗件数の減少ペースが全国よりも遅いことから、地域で高まる防災・防犯ニーズに対応するためレジリエンス性を追求する。

 同分譲地は、伊予鉄道横河原線「いよ立花」駅徒歩9~10分に位置。開発面積1,220.75平方メートル。2024年7月24日に造成済み。

 同社独自の鉄骨ユニット工法による高い耐震性や、停電時の電力供給に対応した太陽光発電・蓄電池システムなどに加え、瀬戸内エリアに特化したリスク対策を強化。水害に対するレジリエンス性を向上させる緑化計画を実施し、敷地への浸水性を維持するために区画ごとに緑化率を設定する。
 また、入居者が水害の被害を受けた際に生活再建のサポートを行なう独自サービス「オーナーズ保険」では、特定設備保証(浸水条件なし)を標準付帯とし、水災保証では保証されない床下浸水または地盤面から45cmを超えない浸水、損害割合が再取得価格の30%未満の床下の空調設備や充電・発電・蓄電池設備や給湯器の損害を補償する。

 防犯面では、同社が独自に策定した「まちなみガイドライン」の一部に「防犯ガイドライン」を盛り込んでいる。防犯ガラス、開口部センサー、屋外センサーカメラを住戸ごとに設置するとともに、夜間の照明計画をまち全体で取り組む。

 外構には、地域に調和したまちを創出するため、瀬戸内独自の自然素材を採用。植栽は地元の木々を使用し、景石や蛇篭には地元石材を使った割栗石などを採用し、瀬戸内らしい景観を創出する。

 第1期販売区画数は5区画。販売区画面積は132.30~145.12平方メートル。販売価格は未定。

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一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

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