不動産ニュース / 開発・分譲

2025/11/21

東京・西小山で神社と一体開発の転定借マンション

「ブランズ西小山」外観完成イメージ

 東急不動産(株)は、分譲マンション「ブランズ西小山」(東京都品川区、総戸数28戸(販売住戸27戸))の第1期販売を22日に開始する。

 東急目黒線「西小山」駅徒歩7分、同「洗足」駅徒歩7分に立地。小山八幡神社の改修と一体的に開発するもので、同神社が所有する土地を同社が借り上げ、約70年間転貸する定期転借地権付きマンション。敷地面積は1,466.49平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て、延床面積2,735.93平方メートル。

 同神社は、その歴史や記憶を未来に継承するために、建物を保存しながら移築する曳家技術を活用することで、社殿を建て替えずに改修。曳家工事により発生した既存材の一部を同物件のアートや外構材に再利用することで、同神社と調和するデザインとする。

 住戸は、間取り1LDK~3LDK、専有面積41.90~104.67平方メートル。17戸が専有面積70平方メートル以上、15戸が角住戸、9戸が約7.0~13.5mの間口を持つワイドスパン設計としている。また、ホテルライクな空間を演出するとともにプライバシー性を高めるため、内廊下設計を採用した。

 太陽光パネルやエネファーム、Low-E複層ガラス、アルミ樹脂複合サッシなどの導入による省エネと、屋上に備えた太陽光発電設備の創エネにより、一次エネルギー消費量を住棟全体で50%以上削減する「ZEH-M Ready」と、住戸ごとで50%以上削減する「ZEH Ready」を取得予定。これらの基準を満たす分譲マンションは品川区初となる。

 建物内には、共用部と各住戸に蓄電池を設置。専有部ではエネファームの発電と組み合わせて、停電時専用コンセントからも電力供給できる。その他、防災備蓄品やマンホールトイレも備える。

 予定販売戸数は未定。予定販売価格は6,000万円台~2億1,000万円台。予定販売価格帯は1LDK6,000万円台~、2LDK9,000万円台~、3LDK1億2,000万円台~。予定最多価格帯は1億円台(4戸)、1億3,000万円台(4戸)。

 竣工は2026年6月中旬、引き渡しは同年8月中旬を予定する。

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