ポラスグループのポラスタウン開発(株)は19日、建売住宅「コンテクア石神井公園」(東京都練馬区、全8区画)を報道陣に公開した。同社初となる販売価格が1億円を超える商品。ゆとりある敷地や室内空間、デザイン性の高い外構、グレード感のある室内デザインなどで差別化しているのが特長。
同物件は、西武池袋線「石神井公園」駅徒歩15分に立地。建設地は駐車場跡地で、駅まではフラットアプローチ。石神井公園には徒歩7分。東側と北側の2方接道で、周辺は戸建住宅街。当初は9区画の開発を想定していたが、価格に見合ったゆとりを実現するため、8区画へ変更。敷地延長住戸も2区画にとどめた。
土地面積は約110~118平方メートル。建物は在来工法2階建ての長期優良住宅仕様で、光触媒の外壁材を採用。建築面積は約94~98平方メートル、3LDK・4LDK。全棟1階をリビングのみとし、広さ20畳以上を確保。浴室は1621サイズ、洗面所は幅1,200mm。ワークスペースなどプラス1のスペースも設けた。リビング天井は化粧梁と木調のアクセントクロス張り、壁面はエコカラットなど、豪華さではなく質感の高さを重視。天井高は2,850mm、サッシ高は2,200mm。
外構デザインではYKKAP(株)とコラボし、石神井公園に近接した住宅街の落ち着いた空気感を表現。一般的な玄関門扉ではなく、玄関周囲にデザインフレームを配したほか、植栽・照明で街並み全体で統一感のある空間デザインとした。駐車スペースは2台分確保した。
建物が完成した2025年7月から、販売を開始。これまでの問い合わせ数は300件超。2戸が入居済、1戸が契約済み。現在販売中の6戸は、1億780万~1億1,580万円。販売済みの2戸を除く7戸が1億円超。反響の8割が都内在住者で、練馬区は2割、その他港区や墨田区、1割が横浜市内など同社の顧客属性にはないエリアから広域に反響を得ている。購入者も30歳代から60歳代まで幅広いが、リモートワークを多用する会社員、パワーカップルが目立つという。落ち着いた住環境、駅を中心とした利便性、価格が相対的に評価されている。
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