不動産ニュース / 開発・分譲

2025/12/23

横浜にマルチテナント型物流施設/ラサール他

「(仮称)本牧物流センター(西)」外観イメージ

 ラサール不動産投資顧問(株)と東急不動産(株)は22日、マルチテナント型物流施設「(仮称)本牧物流センター(西)」(横浜市中区)の地鎮祭を執り行なったと発表した。2026年1月5日の着工を予定している。

 首都高速湾岸線「本牧ふ頭」ICから約2.7kmに立地。工業専用地域にあるため、24時間稼働できるほか、国際貿易港の本牧ふ頭・南本牧ふ頭に隣接していることから、コンテナターミナルとの一体的運用にも適している。
 敷地面積は約11万3,545平方メートル。延床面積約25万8,518平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上5階建て。敷地内には危険物倉庫も設置する計画。

 1~5階まで各階に接車可能なランプウェイを2基設置。最小分割面積約770坪から、ワンフロア面積の約1万3,000坪までさまざまなニーズに対応可能。1階には可変温度仕様の冷凍冷蔵設備を実装する。2~5階には熱中症対策のため、作業用の空調設備を竣工時から導入予定。1~4階はプラットフォームの高さ1.0mの高床倉庫、5階はトラックバースと倉庫をフラットに利用できる低床倉庫とする。

 防災面への配慮では、制振構造を採用。基礎の高い位置に電気・水道のインフラ設備の置き場を設け、洪水・高潮リスクに備える。また、72時間稼働できる非常用発電機を設置することで、災害時でも事業の継続を可能とする。環境面では、自然冷媒の冷凍冷蔵設備や省エネルギー型LED照明を採用するなどで、CASBEE「Sランク」、BELS「ZEB Ready」の取得を見込む。

 竣工は28年2月29日の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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