ケネディクス(株)は25日、みずほ信託銀行(株)、東海東京証券(株)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)、(株)スマートプラスと共同で、賃貸レジデンスを投資対象とした不動産セキュリティトークン(ST)を公募、募集・発行を完了したと発表した。
ケネディクスは2021年8月に、不動産STを発行して資金調達を行なう不動産セキュリティ・トークン・オファリング(STO)を国内で初めて実施。今回、その第16弾として、賃貸向け築浅レジデンスを投資対象とする不動産STを公募した。
STに組み込んだのは、大阪市の「プレジオ弁天町」「プレジオ大正」「プレジオ森之宮」。これらの不動産信託受益権を信託財産として、受益証券発行信託を組成。その証券情報・取引情報を、ブロックチェーンを基盤とする不動産STで管理する。不動産受益権価格は約155億5,000万円。発行総額は約45億8,000万円、運用は30年8月31日まで。
今回の不動産ST公募により、ケネディクス・グループが組成した不動産STの資産規模合計は約2,637億円となった。
