不動産ニュース / 開発・分譲

2025/12/26

ヒューリック、川崎市で研究開発拠点の開発を着工

「(仮称)南渡田北地区北側開発」イメージパース

 ヒューリック(株)は26日、川崎臨海部で開発を推進している「(仮称)南渡田北地区北側開発」(川崎市川崎区)における「研究棟B」を着工したと発表した。

 川崎臨海部(面積約2,800ha)では、JFEスチール(株)東日本製鉄所の高炉等休止により発生する大規模土地の土地利用転換(面積約400ha)が進められている。その一環として、同社は2023年、JFEホールディングス(株)が実施した「JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)南渡田エリア北地区北側事業パートナー選定プロポーザル」において、事業パートナーに選定されていた。

 「(仮称)南渡田北地区北側開発」はその先陣を切るもの。JR南武支線・鶴見線「浜川崎」駅徒歩3分に立地。面積約5.6haの敷地に、研究施設3棟(A~C)のほか研究者が日常使いできる商業施設エリアを整備する。延床面積は、研究棟A(8階建て)が約1万3,340平方メートル、研究棟B(9階建て)が約6万2,000平方メートル、研究棟C(10階建て)が約2万平方メートル、寄宿舎棟(5階建て)が約3,900平方メートル、商業棟(2階建て)が約7,600平方メートル。

 研究棟Bは、最小100平方メートルから1フロア(6,700平方メートル)までの区画面積を有する賃貸研究施設として、多種多様な実験を実現する自由度の高い研究環境を整備。スケルトン区画のほか、空調・照明実装済みのセットアップ区画を一部に用意する。4tサイズの貨物用エレベーターと、2.5m(一部3.0m)幅の廊下および専有部開口で、大型機器の搬出入に対応。危険物・高圧ガスの取り扱いも可能な仕様を計画している。また、会議室やイベントスペースを備えるコミュニティ棟に加え、各階にも会議室やラウンジを設けるなど共用部を充実させる。

 竣工は28年3月の予定。

「研究棟B」および「コミュニティ棟」外観イメージ

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