三井不動産レジデンシャル(株)は14日、住宅販売センター「三井のすまい 新宿サロン」(東京都新宿区)を5月にリニューアルオープンすると発表。一部物件の営業社員を対象に「土日祝定休」を導入する。接客を伴う営業社員の働き方に関する取り組みとして、「土日祝定休」の実施をニュースリリースや企業サイトで発表している会社は、同社が初という。
同社では2021年秋から、一部物件を対象に「日曜日定休」のトライアルを実施。併せて、販売手法のデジタル化を推進してきた。オンライン商談を利用した顧客440人を対象に、23年4~9月にアンケート調査を実施したところ、99%が「大変満足した」「満足」、約85%が「対面面談と遜色ない」と回答。また、「平日および土日祝共にオンライン商談に対応できるようにしていたが、平日にオンラインで商談されたお客さまも多くいた」(同社営業イノベーション部営業イノベーショングループ主任・玉村拓也氏)ことから、社員の働き方改革と顧客の利便性向上の両立が図れると考え、「土日祝定休」の導入に至った。
従来は「商談からモデルルームの案内まで、2~3時間ほどかけて一貫して行なっていた」(同氏)が、今回、オンライン商談を活用することにより、商談とモデルルーム案内のフェーズを切り離す。案内には営業担当者が同行せず、顧客が自由に見学する形へと変更。事前あるいは事後のオンライン商談により、物件詳細を把握してもらう。これにより、平日・土日祝を問わず見学可能とする。
また、リニューアルオープンに際し、デジタルコンテンツを充実させることで顧客の物件検討をサポート。同サロンで販売するすべての住戸タイプをVRで再現し、オンライン上で広さや眺望、家具レイアウトまで体験することが可能に。さらに、建設現地のまち情報をAIで随時アップデートし、住みやすさに関する近隣住民の生の声をAIを活用して提供することにより、サロンに来場せずとも暮らしをイメージできるようにする。
「土日祝定休」の取り組み初弾として、分譲マンション「パークホームズ東高円寺」(東京都杉並区、総戸数39戸)で導入。玉村氏は「お客さまの利便性を損なうものではなく、維持していく、高めていくことが前提のプロジェクト。取り組みについては日々、お客さまの声を受け止めながらアップデートしていければ」と話した。
