三井不動産(株)が、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋(MFLP船橋)」(千葉県船橋市)の敷地内に建設していた「mitaseru 船橋セントラルキッチン」が30日に竣工。同日、同施設を報道陣に公開した。
同社が設立した(株)mitaseru JAPANが展開する取り寄せグルメサービス事業「mitaseru」の新たな製造・保管・発送拠点として開発。同事業では、飲食店がmitaseruに店舗ブランドとレシピを提供。mitaseruの専門シェフがそのレシピに基づき調理した商品を、冷凍加工し発送する。サービス利用者は、店舗と同等のクオリティの商品を自宅で簡単に味わうことができる。人手不足を背景に店舗オペレーションで手一杯になってしまっている飲食店に代わり、商品製造から販売までをmitaseruが担当。飲食店に負担を掛けない形で事業拡大を支援する。
2023年4月のサービス開始から、利用者数・販売数量ともに順調に増加し、21店舗・35商品で始めたものが、26年7月30日時点で57店舗・112商品に拡大。これまで大阪市生野区のセントラルキッチンを拠点に製造・発送を行なっていたが、製造・物流体制の強化が必要になったことに加え、利用者の多くが首都圏(1都3県)在住であることから、首都圏への配送に強みを持つ「MFLP船橋」の敷地内に2拠点目を設けることとした。
敷地面積約666平方メートル。建物は平屋建て、延床面積約263平方メートル。既存の大阪拠点の約2.5倍の面積で、キッチン機能を備えた加熱室、加熱室で調理した料理をパッキングし急速凍結機で凍結する充填室、凍結後の商品をケース単位で冷凍保管できる冷凍保管室を完備。発送センターでピッキング後、ヤマト運輸(株)の首都圏の物流ターミナルへ直接輸送することで、サービス拡大に伴う配送件数の増加にも対応する。製造・発送能力は、大阪の1拠点だったときと比較して2倍になるという。
mitaseru JAPAN代表取締役の松本大輝氏は、「この2~3年間で、ぜひ参画したいと手を挙げてくださる飲食店は増えている。30年までに100店舗の参画を目指す」と話した。
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