不動産ニュース / 開発・分譲

2009/4/24

超長期モデル事業採択物件「ザ・ライオンズたまプラーザ 美しが丘」販売スタート/大京

「ザ・ライオンズたまプラーザ 美しが丘」完成予想図(外観)
「ザ・ライオンズたまプラーザ 美しが丘」完成予想図(外観)
今回全戸に導入する、住戸内の消費電力量を計測・表示するホームITシステム「フェミニティ」
今回全戸に導入する、住戸内の消費電力量を計測・表示するホームITシステム「フェミニティ」
遮光効果の大きい外付ブラインドを一部住戸に採用する
遮光効果の大きい外付ブラインドを一部住戸に採用する

 (株)大京はこのほど、横浜市青葉区で建設を進めている分譲マンション「ザ・ライオンズたまプラーザ 美しが丘」の販売開始に先立ち、報道陣に向けてマンションギャラリーを公開、プロジェクトの詳細を明らかにした。

 同物件は、大京に加え(株)日建ハウジングシステム、日本大学理工学部環境・情報研究室など、全7団体により提案、採択された「平成20年度(第2回)超長期住宅先導的モデル事業」に採択されたもの。
 東急田園都市線「たまプラーザ」駅徒歩10分、同「あざみ野」駅徒歩8分の元・企業社宅跡地2889.66平方メートルに、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て、総戸数39戸の共同住宅を供給する。

 地域特性に合わせたまち並みを形成すべく屋上・擁壁緑化も取り入れ、敷地内緑化率50%を実現したほか、日本伝統の知恵を生かして自然をコントロールする「パッシブ手法」を、最新技術により実現。具体的には日射を80%カットできる可変外付ブラインドを一部住戸に設置したほか、換気機能付き玄関ドアを採用、また、すだれシェード・グリーンカーテンなどの設置スペースを各戸バルコニーに確保した。

 また、低層マンションでは珍しい高強度コンクリート(36N/mm2、通常は24~27N/mm2が多い)を全フロアに採用、住宅性能評価書における耐震等級2(警察署や学校等の強度に相当)の取得を予定している。

 なお、東芝ホームアプライアンス(株)と共同開発した「電力計モニター」を採用。各家電ごとの電力消費量やCO2排出量をパソコンで確認できるシステムを用意し、省エネライフをサポートする。

 同物件は、専有部・共用部ともに5年ごとの定期点検サービスを実施する予定で、大京グループで修繕・更新・交換履歴を把握するほか、居住者にも主要設備の修繕・交換・更新内容を届け出てもらい、履歴を把握。

 また、居住者が変わっても資産価値が保持できるよう、売却時の仲介手数料優遇制度、特別買取保証制度、瑕疵担保責任免除といった制度の導入を予定している。

 業務執行役員の立石恭司氏は、「超長期住宅先導的モデル事業の2回目の公募では、325件の応募があったという。採択された48件のうち、共同住宅で採択されたのはわずか3件で、そのうちの1件が本物件。当社としてもフラッグシップ物件として、自信をもって供給する」と報道陣に挨拶した。
 
 25日から事前反響者向け発表会をスタート、5月中旬にマンションギャラリーをグランドオープンし、5月下旬から第一期販売を開始する予定。 販売予定価格は未定だが、坪単価300万円を想定しているという。

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