不動産ニュース / 開発・分譲

2009/9/18

「第5回三井住空間デザインコンペ」最優秀作品のモデルルーム公開/三井不動産レジデンシャル

各居室を横断する形で設置された全長11mの“机ギャラリー”
各居室を横断する形で設置された全長11mの“机ギャラリー”
同物件間取り図。居室間は間仕切りで区切られているため、開放すれば全体が一つの空間になる仕組み
同物件間取り図。居室間は間仕切りで区切られているため、開放すれば全体が一つの空間になる仕組み

 三井不動産レジデンシャル(株)は、「第5回三井住空間デザインコンペ」の最優秀作品のモデルルームを記者向けに公開した。

 三井住空間デザインコンペは、同社が「ディベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係」を探る機会として、また、集合住宅における新たな価値創造を目的に、(株)新建築社と共催で2002年より実施しているもの。

 第5回目のコンペ対象は、「パークホームズ成増マークレジデンス」(東京都板橋区、総戸数223戸)の1階テラス付住戸(専有面積79.13平方メートル)で、「親と子の新しい住まい」をテーマに昨年2月に募集を開始した。過去4回を上回る応募数(応募作品788点)の中から、倉本 剛氏(倉本剛建築設計事務所)の作品が最優秀賞「三井住空間デザイン賞」に選定された。

 倉本氏のプランは、緑を臨む窓に面して全長11mの“机ギャラリー”を、居室3室とユーティリティを横断する形で設置。間仕切り(引き戸)を開閉することで、連続した一体空間にも、プライバシーを尊重した空間にもできる仕組みとなっている。

 倉本氏は、「建物北側にある豊かな緑地を見ていて“机ギャラリー”のイメージがわきました。これまで個室の机に向かって行なわれてきた読書や勉強、描画などの活動を公開することで、周囲の人とのつながりを意識できる間取りにしました」と同作品について語った。

 同物件は、10月24日(土)にモデルルームをオープンし、11月下旬より販売開始する予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。