不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が30日に発表した、首都圏における4月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。
物件登録数は、中古マンションは2,085件で、前年同月比は▲10.2%と5ヵ月連続でマイナスとなり、新築戸建ては5,363件で前年同月比45.4%増と、14ヵ月連続のプラスとなった。
中古マンション登録価格の首都圏平均では、1平方メートルあたり34.31万円で前年同月比▲2.8%と49ヵ月連続のマイナス、1戸あたりでは過去最低の2,069万円で、前年同月比▲5.4%と3ヵ月連続のマイナス。居住者用土地の首都圏平均は、1平メートルあたり22.66万円で前年同月と変わらず、戸建て住宅の登録価格は、新築では1戸あたり4,285万円(前年同月比▲1.4%)、中古では同3,545万円(前年同月比▲7.4%)といずれも下落した。
中古マンションの物件成約数は805件(前年同月比▲4.2%)で8ヵ月連続して減少しているが、逆に低額物件では増加。1,000万円台では8ヵ月ぶりに増加し全体の46.6%を占め、1,000万円未満の物件も2ヵ月連続で増加。戸建て住宅の物件の新築は1,185件で前年同月比22.3%増と9ヵ月連続のプラス、中古は646件(前年同月比▲11.9%)で8ヵ月連続のマイナスとなった。
また物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり30.98万円(前年同月比▲7.3%)で13ヵ月連続下落、1戸あたりでも1,825万円(前年同月比▲7.7%)と3ヵ月連続で下落している。戸建て住宅の1戸あたりの物件成約価格は新築は4,179万円(前年同月比▲2.5%)と4ヵ月連続で下落、中古は2,772万円(前年同月比▲11.5%)で9ヵ月連続のマイナスとなった。