不動産ニュース / 団体・グループ

2001/7/10

【編集部取材】住宅リフォーム推進協議会、標準契約書式の意見を募集

 (財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターおよび住宅リフォーム推進協議会は9日、「新リフォネットの概要」「住宅リフォーム工事標準契約書式(案)に関する意見募集」についてそれぞれ発表した。

(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター
■住宅リフォームセンター
 1997年4月に開始したリフォーム事業者情報を消費者に提供するためのシステム「リフォネット」をリニューアルし、「新リフォネット」として7月23日にプレオープンし、9月より本格稼働させる。
 「新リフォネット」は従来同様、インターネットにより「信頼できる事業者」を登録し消費者に情報提供する。そのため住宅リフォーム推進協議会が策定した「住宅リフォーム事業者倫理憲章」を適用し、消費者から相談が多い登録事業者には調査・削除等を行なう。
 また、消費者を幅広く支援するために「リフォネット相談センター」を設置し、9月より電話での相談に対応する。
■住宅紛争処理支援センター
 昨年4月に相談業務を開始し、今年3月末までの相談総数は4,499件であった。相談時間は通常20分程度であるが、60分を超える相談や継続相談(対新規比20%)が意外と多く、内容の深刻化をうかがわせる。相談内容は「不具合事象」ではひび割れ、雨漏り、漏水、傾斜、作動不良の順に多く、「不具合部位」では床、外壁、開口部建具、内壁、屋根の順であった。また、シックハウスに関する相談は430件で、およそ全体の1割を占めている。

住宅リフォーム推進協議会
 住宅リフォーム工事契約に起因するトラブル防止を図るため、同協議会では設立以前より標準的な契約書式について検討を重ね最重要課題の一つとして掲げていたが、今般「住宅リフォーム工事標準契約書式(案)」ならびに附随する契約書式6種類の計7書式を作成、これに関し広く意見募集を行なう。
 なお、「住宅リフォーム工事標準契約書式(案)」はhttp://www.chord.or.jp/reform/refonetdb/にて閲覧可能で、意見募集はe-mail・ファクス(03-3261-7730)・郵送(〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6-26-3 上智紀尾井坂ビル5F)のいずれかで受け付け、8月3日(金)到着分まで有効。

 問い合わせ先:住宅リフォーム推進協議会(担当 佐野)
         TEL:03-3556-5430

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