不動産ニュース / 開発・分譲

2001/7/27

アットホーム、6月の売物件市場動向を発表(首都圏)

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が26日に発表した、首都圏における6月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。

 物件登録数は、中古マンションは2,198件で、前年同月比▲10.0%と7ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は5,619件で、同48.8%増と16ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり34.10万円、同▲4.1%と51ヵ月連続のマイナスで、1992年の調査開始以来最低を記録。1戸あたりの首都圏平均価格は2,110万円で、同▲0.5%と5ヵ月連続のマイナスとなった。
 居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲4.6%の1平方メートルあたり21.68万円。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,131万円(同▲5.2%)と過去最低を記録した。中古も同様に、3,548万円(同▲4.1%)と下落となった。

 中古マンションの物件成約数は、同▲11.7%、10ヵ月連続減の740件となり、1,000万円未満の物件についても同4ヵ月ぶりの減少がみられ、これにより全地域・全価格帯での減少となった。
 また、登録物件と成約物件の乖離率が上昇し、東京23区においては同▲24.1%となり需要と供給がミスマッチとなっている。
 新築戸建ての成約数は、1,212件で、同16.5%増と1ヵ月連続のプラス。一方、中古は674件で同▲1.6%、10ヵ月連続のマイナスとなった。

 また物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり29.69万円で、調査開始以来初の30万円台割れを記録し、同▲7.2%と15ヵ月連続下落。1戸あたりでも1,756万円、同▲5.9%と5ヵ月連続の下落となった。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で4,153万円、同▲3.4%と6ヵ月連続のマイナス、中古は2,833万円(同▲6.5%)でこちらも11ヵ月連続でのマイナスとなった。
 

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