人と動物の関係学に関心を寄せる各国協会や関連団体でつくる国際組織IAHAIO（International Association of Human-Animal Interaction Organizations）は9月13～15日、ブラジルのリオデジャネイロにおいて「第9回人と動物の関係に関する国際会議」を開催した。
『人と動物－21世紀へのグローバルな展望』をテーマとした今回のリオ会議では、主催であるIAHAIOにより、学校におけるペット飼育やコンパニオンアニマルとの触れ合いに関するガイドラインをまとめた「リオ宣言」が発表されたほか、高齢者とコンパニオンアニマルの関わりに関する分野や、動物との触れ合いと疾病との関わりを検証したテーマなど、さまざまな視点からの論文発表や意見交換がなされた。
日本からは、IHAIOに参与会員としてすでに加盟している人間とコンパニオンアニマルの共生をテーマに活動を行なう非営利団体コンパニオンアニマルリサーチ（CAIRC）に加え今回、日本介助犬アカデミー、ヒトと動物の関係学会の2団体の参与会員としての加盟が承認された。
またCAIRCは、ブース出展により活動紹介などを行なうとともに、研究奨学金給付者が研究発表に参加し、うち2つの報告が奨学金助成対象となった。
