不動産ニュース / その他

2001/10/5

【編集部取材】「定期借地権の日」記念講演会開催

 定期借地権普及促進協議会は、10月4日の「定期借地権の日」にちなみ、記念講演会を開催した。
 
 今年は同制度創設10周年。来賓挨拶に立った国土交通省大臣官房審議官 柴田高博氏は、「1991年に創設された定期借地権付き住宅の供給数は、現在約3万戸と年々増加しているものの、さらなる国民への周知度を促す努力が必要」と述べ、土地を所有することから使用することへの価値観の転換と理解を強調した。
 また、東京大学名誉教授 稲本洋之助氏、三菱地所(株)常務取締役 小田川和男氏による記念講演も行なわれ、「借地借家法公布10周年を迎えて」というテーマで講演を行なった稲本氏は、「土地の所有と利用を分離することで、土地信仰の呪縛から解放され、地主と借り主の良好な関係が実現した。今後は土地を所有していない人が、定期借地権で借家事業をすることも可能な時代。一番良い借家は良い借地によって成り立つもの」と今後の展望を述べた。
 さらに同日、同協議会のホームページにおいて、新たに定期借地権付き住宅の情報などが検索できる「定借住宅ギャラリー」をスタートさせたと発表。同協議会会員の物件を中心に、定期借地権制度を利用した全国の新築戸建て住宅、マンションなど約620件を掲示しているほか、参加企業・団体などへのリンクも充実させており、これから販売予定の物件や中古物件も紹介していく予定だという。

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