(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、首都圏における2001年9月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,099件(前年同月比1.4%増)と、2ヵ月ぶりに前年同月を上回った。新規登録物件数は7,165件(同▲4.0%)で4ヵ月ぶりに前年同月を下回っている。成約物件平均価格は1,967万円(同▲1.5%)と、7ヵ月連続で1,900万円台での推移となっている。
戸建住宅の成約件数は961件(同▲8.2%)で2ヵ月連続で前年同月を下回った。新規登録物件数は5,674件(同12.9%増)で、こちらは15ヵ月連続で前年同月を上回る結果。また、成約物件平均価格は3,550万円(同▲6.4%)と3ヵ月連続で3,500万円台となっている。新規登録物件の平均価格は4,195万円(同▲7.4%)で、2ヵ月連続過去最低を更新し、4,200万円台を初めて割った。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は289件(同▲20.4%)で、3ヵ月連続で前年同月を2割ほど下回っている。成約物件の平均価格は3,111万円(同▲6.4%)で過去最低を更新した。また、新規登録件数は2,389件(同22.6%増)と増加率を2桁台に戻している一方、1平方メートル当たり単価は25.05万円(同▲1.3%)となった。