全日空ビルディング(株)は、「2002年3月期中間決算」を発表した。
当期単体の売上高は35億6,900万円(前期比▲26.1%)、営業利益は14億8,100万円(同41.8%増)、経常利益は10億5,000万円(同54.3%増)、当期純利益は5億9,800万円(同137.1%増)となった。
当期連結業績(対象4社)の売上高は39億3,900万円(前期比▲23.6%)、営業利益は15億4,600万円(同18.6%増)、経常利益は10億2,900万円(同26.8%増)、当期純利益は5億7,500万円(同87.9%増)となった。
増益の理由として同社は、不動産賃貸事業において、市場競争力を強化すべく各ビルのリニューアル工事を順次実施した結果、オフィスビルをはじめ賃貸物件の高稼働率を維持し、またオフィスビルや住宅のサブリース事業を積極的に進めたことなどをあげている。さらに、不動産販売仲介事業、保険代理店事業、スイミングスクール事業においても、インターネットによる新たな広告媒体を利用することで新規顧客の獲得に成功した。
通期見通しについては、今後とも計画的にリニューアル工事を進め、設備水準・顧客サービスの向上を図り、安定的な収益の確保に努めていくとし、営業収入79億円、経常利益15億円、当期純利益は8億円を見込んでいる。