コンパニオンアニマルリサーチと集合住宅における動物飼育を考える協議会は、集合住宅とペットに関する電話相談「『集合住宅とペット』110番」を11月16・17日に実施、その相談内容等についてまとめた。
同相談会は、人間とコンパニオンアニマルのよりよい共生をめざして行なわれたもので、獣医師・弁護士・マンション管理関係者がアドバイザーとなり、その場で相談に対応した。
今回は全国から計130件の相談が寄せられた。相談者の(発信元)内訳は東京都30%、神奈川県18%、千葉県7%で、相談時間は平均30分。また、相談内容は「(ペット可を検討する際の)管理規約について」が25%と最も多く、「飼育マナーについて」「飼育禁止物件での無断飼育」が共に11%、「その他」が14%であった。
いずれも深刻な問題が多く、アドバイスを行なった獣医師の井本史夫氏(井本動物病院院長)は、「ペット問題を解決できる集合住宅は理想的なコミュニティ。クレームとなってしまった場合はペット飼育が相手に歩み寄り、コミュニティづくりに貢献することが大切。また、ペットクラブがあれば迅速な対応も可能に」と述べた。