不動産ニュース / 団体・グループ

2025/6/13

2×4協、新会長に野島秀敏氏が就任

「木造建築全般に追い風が吹いている」などと挨拶した野島新会長

 (一社)日本ツーバイフォー建築協会は12日、都市センターホテル(東京都千代田区)で2025年度の定時社員総会を開き、24年度の事業報告・収支決算、25年度の事業計画・収支予算について決議。改選期に当たり役員改選が行なわれ、新理事による理事会を経て会長に野島秀敏氏(三井ホーム(株)代表取締役社長)が就任した。

 野島氏は、総会後の記者会見で挨拶し、「24年度のツーバイフォー(2×4)住宅の着工戸数は9万9,000戸。建築基準法改正に伴う3月末の駆け込みによる影響が大きいと考えられるが、初めてプレハブ住宅を上回った。持ち家に占めるシェアも13.7%と過去最高となっている。さらに、ロードサイド店舗などの施設系建築で大型木造建築を採用するケースが増えており、自主統計では3年連続で300棟を超えた。木造建築全般に対し追い風が増えている状況もあるので当面は期待できそうだ」などと挨拶。また、「会員の声を聞きながら、強い2×4協会を作っていきたい」などと抱負も述べた。

 25年度事業計画は、技術開発や技術基準の整備、技能者の育成・確保等を重点事項に据えた。25年度に施行となった建基法等の改正事項について、2×4工法に必要な技術的対応方法を引き続き同協会サイトに掲載して最新情報を周知するほか、25年度までに開発した技術開発事業を統括し、2×4工法による中大規模木造建築の普及や公共建築物での採用などを検討していく。

 また、26年に同協会の設立50周年となることから、インスタグラムを中心としたSNSによる情報発信や木造施設系建築の先進国であるカナダの視察ツアーなどを計画していく。

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2×4(ツーバイフォー)工法

北米で生まれた木造建築の工法。わが国における正式名称は「枠組壁工法」である。 断面が2インチ×4インチの木材を使用することから、このような名称が付けられた。このツーバイフォー工法の最大の特徴は、木材で組んだ「枠組」に構造用合板を打ち付けることで、構造全体の強度を得ることである。

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