全日本不動産関東流通センターは12日、全日会員支援情報システム「ZeNNET(ゼネット)」を、15日よりスタートさせると発表した。
同センターでは、(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)の一般公開論議の停滞や、FRK((社)不動産流通経営協会)、全宅連など他団体の公開サイト実施等による全日会員の営業機会逸失といった見方の強まりをうけ、独自のネットワーク構築およびデータベースの開発が必要と判断。2001年6月より一般公開へ向けた準備を進め、このたびシステムの開発・構築をほぼ完成したことから、システム稼働を行なうこととなった。
同システムは、全日会員向け物件情報公開サイトの「Z-REINS(ゼットレインズ)」(http://www.z-reins.jp)、一般消費者向け情報公開サイトの「ZeNNET」(http://www.zennet.jp)とで構成され、総称して全日会員支援情報システム「ZeNNET」と呼ぶ。ワンソース(データ)マルチユースを実現させた点が特徴で、一度の登録画面入力により東日本レインズを含む複数サイトに同時登録される仕組みとなっている。また、委託先としてアットホーム(株)および(株)ネクストが運営する各サイトとの相互連動システムを構築し、4月より実施する予定としている。
なお、同システムの適用は、現在は同センターの地域(1都5県)に限られるが、近畿流通センターとの連携も既に決まっており、両センターの合流をもって全日の全国サイトとする計画。ただし、具体的な実施日は未定。