三井不動産(株)は7日、同日開催した取締役会において、同社固定資産である柏ゴルフ場跡地(千葉県柏市)の一部を千葉県企業庁へ譲渡することを決議したと発表。
2001年9月30日に閉鎖した柏ゴルフ場跡地は、常磐新線整備事業および同事業と一体的に千葉県が施行中の柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業地区に含まれており、本地区におけるまちづくりおよび新都心形成を推進する千葉県企業庁からの要請に応じ、今回の決議に至った。
譲渡資産は、柏ゴルフ場跡地(約58ヘクタール)の一部、122,173.97平方メートル。譲渡価格は85億円で、7日に売買契約締結および物件の引渡しを行なう。
なお、同ゴルフ場閉鎖に伴いクラブハウス等の施設除却損が発生するものの、千葉県より支払われる営業廃止等の補償金により、27億円の特別利益が発生する。同社では、損益見込額を2002年3月期決算で特別利益として計上する予定だが、すでに2001年11月20日公表の業績予想数字に織りこんでおり、損益の変動はないとしている。