不動産ニュース / 開発・分譲

2002/3/12

コミュニティーウェブに「TSE-HN」搭載、試験導入物件を3月中旬販売へ

(上)「アルスたまプラーザD.ヒルズ」完成予想図、(下)「コミュニティーウェブ」端末(TES-HN仕様)外観
(上)「アルスたまプラーザD.ヒルズ」完成予想図、(下)「コミュニティーウェブ」端末(TES-HN仕様)外観

 東急不動産(株)は11日、(株)東急コミュニティーが開発した未来生活型情報システム「コミュニティーウェブ」に、同社と東京ガス(株)が共同開発中の「TES-HN(ホームネットワーク)システム(仮称)」(以下、TSE-HN)を搭載したシステムの試験導入第一号物件として、「アルスたまプラーザD.ヒルズ」(川崎市宮前区、総戸数85戸)を3月20日より販売開始すると発表。

 「コミュニティーウェブ」は、従来のインターネットマンションの特徴である高速・常時接続および定額制・低価格の接続環境に加え、東急コミュニティーが独自開発したタッチパネル型情報通信端末により、簡単操作でさまざまな生活情報サービスを利用できるシステム。
 今回、東急コミュニティーと東京ガスが共同開発した「TSE-HN」は、東京ガスのTES熱源機と床暖房など各TES端末機による双方向通信ネットワークをベースに、システム内部情報の取得や端末操作など機能の充実を図り、これらをインターネットや「コミュニティーウェブ」とを結びつけるアダプターが設置されている。
 主な特徴は、(1)「コミュニティーウェブ」上で、TESシステムをコントロールできる、(2)「コミュニティーウェブ」上に、TESシステムのガス使用量の目安が表示される、(3)携帯電話(iモード対応の503iシリーズを予定)によりTESシステムの遠隔操作ができる、の3点。
 なお、開発両社は同システムの商用化実現に向け、サービス・技術・運用および保守等の詳細について、現在検討中であるとしている。

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