三菱地所(株)は18日、千代田区丸の内一丁目に所有する「新丸ノ内ビル」について、建て替えに着手することを正式に決定したと発表。
同ビルは1952年の竣工で、基本設備の老朽化が進行していることなどから、高度化するオフィスニーズへの対応や、防災面における安全性の向上を図る必要が生じている。また同社は、首都東京の顔に相応しい魅力づくりや国際競争力の強化という視点から、丸の内地区全体の活性化のみならず都心の再構築に寄与することをめざし、業務施設の他、多様な商業施設や交流施設を備えた拠点ビルとして建て替えることになったとしている。
同建て替え事業は、丸ビル、日本工業倶楽部会館・三菱信託銀行本店ビル共同開発計画、(仮称)丸の内1丁目1街区(東京駅丸の内北口)開発計画、東京ビル建替計画、日比谷パークビル建替計画に続く、丸の内再開発第6弾目のプロジェクトで、2004年度中の着工、2007年度中の竣工を目標としている。