独立行政法人の建築研究所は25日、解体・分別容易な木造建築物についてのアイディア募集を行なうと発表。
同研究所では木造建築物から発生する解体材の再資源化率を向上させるための技術開発をめざし、「木造建築物の最資源化・資源循環化技術の開発」を実施している。同プロジェクトは解体材の分別・再資源化が容易な木造建築物の設計技術についての研究開発を行なうものであるが、資源循環型社会を構築するために必要と思われる「木造建築物の設計」「効率的な分別・解体の手段」等について、より良い方策を模索するため、関係業界をはじめ一般市民を対象に、広くアイディア募集を行なう。
募集内容は、解体・分別容易な木造建築物に対するアイディアを提案する「アイディア提案部門」と、解体・分別容易な木造建築を試作して解体・分別のしやすさを検証する「アイディア実証部門」の2種類。優秀アイディアは選定された後、1冊の本として出版し公表する。
なお、詳細な募集要綱は6月末にホームページ(http://www.kenken.go.jp/japanese/)にて発表される予定。