不動産ニュース / 政策・制度

2025/7/4

東京都、空き家の発掘支援事業の募集開始

 東京都は6月30日、「東京都空き家ポテンシャル発掘支援事業」の募集を開始した。

 区市町村と連携して、空き家を地域資源として活用し、地域の課題解決や活力向上に取り組む民間事業者等に対して、財政支援する事業。2025年の募集では、これまで民間事業者等への支援事業を見直し、再構築するとともに、ひとり親世帯等を対象としたシェアハウスへの改修に係るメニューを新設している。

 (1)単年度型(2)複数年度型(3)シェアハウス型の3つを用意。いずれも、提案事業者は民間事業者、NPO法人、一般社団法人等で、補助率は3分の2。補助上限は1棟当たり250万円(改修工事を行なう場合は、1棟当たり200万円を上限に上乗せする)。

 (1)単年度型の支援期間は交付決定日から当該年度の3月31日まで。選定予定は4件。(2)複数年度型の場合は、空き家の掘り起こし等経費として、1年目の補助率を4分の3、2~3年目を3分の2、4~5年目を2分の1とする。補助上限は1棟当たり500万円。支援期間は最大5年間。選定予定は4件。

 (3)シェアハウス型については、シェアハウスの維持管理などの経費も支援。入居者の確保(補助上限:1棟当たり10万6,000円)や引越し支援(1年目の補助率:3分の2・補助上限6万6,000円、2年目の補助率:2分の1・補助上限5万円)等も用意している。支援期間は最大3年間。選定予定は3件。

 応募受付期間は11月21日まで。選定件数予定が予定件数に達した時点で受付を終了する。提出された事業提案書などおよび提案事業者によるプレゼンテーションについて、有識者等で構成された事業者選定委員会による審査をふまえ選定する。当年度の事業者選定委員会は4回(7・9・10・12月)を予定している。

 募集要項等、詳細はホームページを参照。

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