東京都住宅局は4日、平成14年5月期の「新設住宅着工統計」を発表した。
それによると、5月の東京都内における新設住宅の着工戸数は、貸家および分譲住宅が大幅に増加し、前年同月比33.7%増の17,009戸で2ヵ月ぶりに増加となった。
利用関係別では、「持家」は2,015戸(対前年同月比4.4%増)で1年4ヵ月ぶりの増加。このうち公的資金分は132戸(同▲45.5%)で、平成12年3月以来の連続減少となっている。民間資金分は1,777戸(同10.3%増)で2ヵ月連続の増加となった。
「貸家」は7,416戸(同25.0%増)で、このうち公的資金分は2,247戸(同232.9%増)で2ヵ月ぶりの増加、民間資金分も5,060戸(同26.6%増)で7ヵ月連続の増加となった。
「分譲住宅」は7,411戸(同25.0%増)で2ヵ月ぶりの増加となった。このうち公的資金分は919戸(同▲36.6%)で2ヵ月連続の減少となったが、民間資金分は6,450(同45.8%増)で2ヵ月ぶりに増加となった。なお、マンションは5,533戸(同33.5%増)で2ヵ月ぶりの増加。一戸建住宅は1,838戸(同5.3%増)で6ヵ月ぶりの増加となった。
また、地域別では都心3区(中央区、千代田区、港区)で1,310戸(同57.6%増)、区部で10,663戸(同14.7%増)、市部で6,299戸(同86.4%増)となった。