東急不動産(株)は15日、今年5月23日公表した「2003年3月期決算」中間期の業績予想を上方修正した。
これによると、当期単体での中間期業績予想は、売上高926億円(前回発表予想950億円)、経常利益26億円(同0円)、当期純利益8億円(同0円)に修正。
また、当期連結での中間期業績予想は、売上高2,270億円(前回発表予想2,,250億)、経常利益45億円(同10億円)、当期純利益10億円(同▲10億円)に修正。
単体の売上高のみ下方修正となったが、そのほかはすべて上方に修正。この理由を同社は、単体についてはマンション販売が引き続き好調なため、宣伝費などの販売経費および固定費等の費用削減も進んだことから、経常利益で26億円の増益となったとしている。しかしながら当期純利益については、特別損益、税金費用増などの減益要因があることから、最終利益は8億円の増益となる見込み。
連結については、単体業績の改善に加え、東急リバブル、東急ハンズ、東急リロケーション等子会社の営業状況好調による経費減などが影響し、経常利益で35億円、最終利益20億円の増益となる見込みとしている。