独立行政法人の建築研究所は17日、1995年から毎年開催している「グローバル地震観測研修」を、今年は10月25日から12月27日の約2ヵ月にわたり開講すると発表した。
同研究所では、我が国の包括的核実験禁止条例対応の一環として、開発途上の地震国から若い研究者や技術者を招き、地震観測技術を応用して核実験実施を探知する技術を習得させる同研修を行なっている。現在までに53ヵ国65名の研修生を送り出しており、研修生や外務省などからも高い評価を受けているという。8回目を数える今回は、10ヵ国から10名の研修生を受け入れる。約2ヵ月におよぶ研修では、講義や実習、演習のほか、被爆地である広島への訪問も計画している。