不動産ニュース / 調査・統計データ

2003/1/28

アットホーム、首都圏大学生対象「部屋探しに関するアンケート結果」を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、首都圏の大学生を対象に実施した「部屋探しに関するアンケート」調査結果をまとめ、発表した。

 調査は、2002年11月11日から19日までの間、首都圏5大学の学生350人(男子164人、女子186人)を対象に実施したもの。そのうち一人暮らしをしている学生は167人(47.7%)。
 同調査結果によると、希望する家賃(管理費含む)は、「5万円以上6万円未満」が33.4%(対前年比▲3.1ポイント)で最も多く、全体の68.6%が6万円未満を希望するという結果となり、希望家賃の低下傾向がみられた。
 希望する間取りタイプは、「1DK」が34.9%と最も多く、次いで「1K」が29.1%。1996年まで人気トップであった「ワンルーム」は年々希望者が減少、今回調査では全体の6.6%となり、4年連続で過去最低を更新した。なお、全体の64.3%が「1DK」以上を希望している。
 部屋を決める際に環境面で重視すること(複数回答)については、「コンビニエンスストアが近い」が81.0%、次いで「スーパーマーケットが近い」が65.9%となった。
 希望する住宅機能・設備について(5つまで回答)は、トップが「エアコン」(84.3%)、次いで「独立したバス・トイレ」(79.4%)。3位は「幅180センチメートル程度の収納スペース」(51.4%)で、13位の「幅90センチメートル程度の収納スペース」(12.6%)と合わせると、64.0%の学生が収納スペースを欲しいと回答している結果となり、学生にとっては、「エアコン」「独立したバス・トイレ」「収納」が“三種の神器”といえそうだとしている。また、4位の「室内洗濯機置き場」(45.7%)、8位の「インターネット接続料込み」(18.0%)がそれぞれ前回比12.6ポイント増、13.0ポイント増と大きく伸びており、学生対象の賃貸物件でも設備の充実が大きなポイントとなることを示した。
 不動産会社を選ぶ際のポイント(複数回答)のトップは「自分の住みたい街にある」が79.4%で、次いで「店内に入りやすそうな明るい雰囲気」(63.4%)、3位に「借り手側の立場に立って、貸主や貸主側の不動産会社等とさまざまな交渉をしてくれる(レシーズ・エージェント)」(46.0%)となった。また、「インターネットで物件情報を提供している」が34.6%となり、年々回答が増加している。
 なお、「住まい探しの際“あったらいいな”と思うサービス」(自由回答)については、不動産会社に対しては「親身になって探してくれる」「引越しまで手配してくれる」や「アフターサービスが充実している」、住まいに対しては「1日体験入居サービス」「インターネット使い放題」「ネットで外装・内装が分かる」「街の環境・店等の詳細マップ」の提供などの声が寄せられた。

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