ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は25日、「金沢パークビル」(石川県金沢市)の土地および建物の所有権(共有持分)のうち、東京海上火災保険(株)と菱進ビル(株)の2社が保有する所有権の取得を決定したと発表。
「金沢パークビル」は、1991年10月に竣工した地下2階地上12階建て、テナント総数64の物件で、総賃貸面積は7,301平方メートル。JREは現在、同物件の共同事業者権利割合55.12762%を占めており、今回東京海上火災保険(共同事業者権利割合19.90626%)および菱進ビル(同13.96612%)から合計33.87238%の所有分を取得することを決定した。取得予定日は3月3日。取得価格は、東京海上火災保険から10億円、菱進ビルから7億円、合計17億円。取得予定日に20億円の資金借入を行なう方針で、これを取得資金に充当する。
JREでは、同物件の金沢における立地の優位性、賃貸オフィスビルとしての競争力の高さを評価し、資産取得を決定。また、本件取得によりJREの共同事業者権利割合が89%となるとともに、共同事業者数が5者から3者になったため、建物運営管理における意志決定プロセス等の効率化を図ることができるものとしている。