(株)リクルートコスモスは27日、近畿圏において戸建て住宅の開発・分譲事業を開始すると発表した。
同社は、1996年以来、自社建売戸建て住宅ブランド「グランフォーラム」「コスモアベニュー」シリーズなどを中心に、戸建て住宅分譲事業を展開。2002年からはトヨタ自動車(株)と提携し、外断熱住宅の開発および分譲にも注力するなど、戸建て住宅事業を主力のマンション分譲に次ぐ第2の柱とすべく、積極的な事業拡大を図っている。
戸建て事業での近畿圏進出は、こうした事業拡大の一環として展開するもの。同社は、すでに近畿圏で2万戸超のマンションを供給。マンション分譲で培った事業用地取得情報の獲得や、販売戦略などのノウハウを、戸建て分譲事業にも活用していく考えだ。
供給エリアとしては、阪神間、北摂、大阪市内を予定。第1弾として、大阪府箕面市内で4区画からなる「コスモアベニュー箕面桜ヶ丘」を、3月中旬より発売する。建物は、基礎を含む外断熱仕様とし、全戸に床暖房、浴室乾燥機、ルーフバルコニー、LAN配線などを装備する。土地面積は151.54~152.54平方メートル、予定販売価格(建売販売住戸)は5,968万円から6,148万円。建売販売3区画と建築条件付土地分譲1区画からなり、建売については3月下旬竣工、4月下旬入居の予定。3月1日より事前案内を開始する。