国土交通省は、国土情報をインターネットを通じて簡単に閲覧することができる「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)」の運用を、3月28日から開始したと発表した。
同システムで閲覧できるのは、地形、土地利用、道路、鉄道などの国土に関する地理的情報を電子化した「国土数値情報」を約50項目と、昭和49年度から平成2年度にかけて国土地理院で撮影された空中写真のべ40万枚の「国土画像情報(カラー空中写真)」約10万枚(平成15年度中には約40万枚を提供の予定)。同省のホームページ(http://w3land.mlit.go.jp/)から誰でも利用することができる。また、国土画像情報については、近年のブロードバンド化に対応し400dpiの詳細な画像も提供する予定。
また、同省はホ-ムペ-ジ(http://w3land.mlit.go.jp/nrpb-gisbox/)上で、一般家庭分野および教育分野において活用されることを目的に開発されたGISアプリケーションの無償提供サイト「なるほど便利!GIS道具箱」を3月31日より公開。同省国土計画局が2002年9月18日から1ヵ月間、企画公募を行なった「一般家庭・教育分野におけるGISアプリケーション開発事業」での応募65件から選ばれた10種類のアプリケーションソフトを利用できる。