三菱信託銀行(株)では、「不動産部エリアマーケット推進室」と、関連会社「三菱信不動産販売法人仲介営業部」との一体運営、また大手不動産会社のみならず地域の不動産会社との連携を強化するなど、首都圏の中小型事業案件の成約力強化に向けての体制整備を明らかにした。
従来、10億円を超える大型物件が主流であった信託銀行の不動産仲介ビジネスの中にあって、「不動産部エリアマーケット推進室」は、信託業界初の1.5億円超~10億円以下の中小案件を専門とする組織として本年4月に新設。 関連会社「三菱信不動産販売法人仲介営業部」とともに、中小型事業案件の企画・営業推進および成約活動を行なってきた。 今回さらに仲介戦力増強のため、 三菱信不動産販売法人仲介営業部を5名から15名に増員し、東京三菱銀行との経営統合で急増した中小企業や個人富裕層のニーズに、より細かく対応する体制整備に取り組んでいる。
また、同社では中小規模の不動産ニーズを満たすためには大手不動産会社だけでなく、地域の不動産会社との連携が不可欠であり、グループ以外の社外ネットワークの強化が急務であるとしている。