三井不動産(株)は10月31日、「2004年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は2,622億7,700万円(前期比▲1.8%)、営業利益は290億2,700万円(同7.5%増)、経常利益は202億7,300万円(同17.1%増)、当期純利益は115億5,300万円(同172.0%増)。
また当期連結業績(対象132社)の売上高は4,860億9,800万円(前期比▲1.0%)、営業利益は451億8,400万円(同19.0%増)、経常利益は334億4,800万円(同42.1%増)、当期純利益は201億1,100万円(同224.9%増)であった。
当中間期は、投資家向け分譲案件の計上が下期に偏ることや、三井ホーム(株)の減収、DIY商品の小売販売を行なう(株)ユニリビングのスーパーマーケット部門の売却、スキードーム「ザウス」の閉鎖等により、売上高が前期比で50億円の減少となったが、三井不動産販売(株)の米国子会社の業務施設分譲や、三井ホームにおけるコスト構造改善の進展などにより、営業利益は前期比72億円の増益。さらに、有利子負債の継続的な削減による純金利負担の減少により、経常利益についても前期比334億円の増益、純利益では同139億円の増益となった。
なお通期見通しについては、当中間期の業績を織り込み、売上高を前回発表予想の1兆1,200億円から、1兆1,050億円に修正したものの、営業利益、経常利益、当期利益は変わらず、それぞれ1,040億円、78億円、45億円を見込むとしている。