東急リバブル(株)は30日、「2004年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は189億8,600万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は13億5,400万円(同120.3%増)、経常利益は12億8,000万円(同109.8%増)、当期純利益は5億8,600万円(同192.9%増)となった。
当期連結業績(対象9社)の売上高は194億4,400万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は13億3,500万円(同122.4%増)、経常利益は12億6,600万円(同109.5%増)、当期純利益は5億8,300万円(同206.1%増)となった。
大幅な増益となった理由について同社では、リテール部門において新規店舗出店および営業要員の増加による取引件数の拡大を図ったこと、ホールセール部門における不良債権処理のニーズに応えるなど収益力強化に取り組んだことに加え、社会保険料総報酬制移行に伴う特別損失計上によるものとしている。事業種類別セグメントでは、新規出店によるネットワークの拡充や収益機会の拡大を図るとともに資産流動化の流れを好機としてホールセール事業の拡大に努めた仲介業での営業利益が24億8,400万円(前年同期比47.8%増)。プロパティ事業で管理代行物件のストック拡充に努め、アセット事業で社有物件の安定収益源の確保に努めた賃貸業での営業利益が4億5,000万円(前年同期比114.0%増)。情報ルート拡大し買取物件の確保に努めた不動産販売業での営業利益が7,800万円(前年同期比77.4%増)となっている。
なお、通期の見通しについては、売上高415億3,000万円(前年同期比2.6%増)、経常利益38億1,000万円(同10.3%増)、当期純利益15億6,000万円(同14.6%増)を見込むとしている。