物流施設専門の不動産開発会社であるプロロジス(東京都港区、社長:ジェフリー・H・シュワルツ氏)は5日、マルチテナント型大型物流施設「プロロジスパーク成田2」(千葉県山武郡)の建設を着工、併せて記念パーティを開催した。
同社では、成田地域を日本における物流施設ネットワーク構築戦略の、最重要地として捉えており、既に竣工しているプロロジスパーク成田とともに、航空貨物輸送の拠点として、地域活性化をめざしている。
地上2階建て、鉄筋コンクリート造+鉄骨造。敷地面積約3万4,005平方メートル、延床面積約2万8,096平方メートル。複数のテナントに対応でき、500坪クラスからの賃貸スペースも提供できる。
新しい試みとして、免震装置を装備。大型車両が各階ともに、直接乗り入れ可能なスロープを採用して、敷地で回遊可能な広いスペースを確保している。スピードが要求される航空貨物などの迅速な出入庫を可能にするなど、作業効率の大幅な効率化を実現している。また「使いやすく、安全で、スピーディ」をコンセプトに、コストを抑え、他社との差別化を図る。
着工記念パーティには、千葉県商工労働部長・小澤慶和氏、千葉県芝山町長・相川勝重氏らが出席。物流企業の積極的な誘致に取り組む千葉県にとって、同施設の建設は大きなモデルケースともなり、地域の活性化が期待されている。
なお、テナントについては、現在数社と交渉中。同社では今後も積極的に事業を拡大展開していく予定。