国土交通省は21日、平成16年度「観光交流空間づくりモデル事業」の募集を同日より開始すると発表した。
同事業は、外国人旅行者の訪日を促進するためには、観光振興を核とした国内外からの交流人口を拡大する地域づくりが重要であるということから始まった取り組み。初年度の平成15年度(2003年)には、先進的な観光交流空間づくりを所管のハードとソフトの事業、施策により総合的かつ重点的に支援する「観光交流空間づくりモデル事業」として、全国8地域が選定された。
同省としては、地域の経済活性化、生活環境の向上および国民等の観光ニーズに応えることを目的として同事業をバックアップする。具体的には、複数市町村からなる地域において自立的に進める観光交流空間づくり、インフラ整備等のハード施策とディスティネーションキャンペーン展開等のソフト施策、NPOが進める観光戦略の核となる魅力ある地域づくりの取り組みなど。
今後のスケジュールは、6月1日に申出登録締切、8月31日に募集を締め切り、9月の下旬には同省においてモデル事業の対象地域選定を行なう。