(株)ディックスクロキは17日、賃貸マンションの一棟売り事業を強化するため、熊本市内において用地を取得し、着工したと発表した。
同社では、機関投資家の姿勢が、東京都心部の大型物件取得から政令市クラスの都市での取得にシフトしつつあることや、手近な都市での投資を好む傾向がある地方の個人富裕層の投資への関心の高まりを受け、九州第三の都市圏である熊本都心部での物件供給を行なうこととした。
物件所在地は熊本県熊本市新屋敷、敷地面積は合計307.69平方メートル。鉄筋コンクリート造9階建てで、総戸数は24戸を計画。
比較的高所得の単身者をターゲットに、安定した入居率を期待できる都心型物件として、販売予定価格約2.8億円、予定表面利回り約8%を見込むとしている。
なお、2005年10月の建物竣工後にリーシングを開始、個人投資家への売却を予定しているが、不動産ファンド(特定目的会社)への販売も視野に入れていく方針。