日本レジデンシャル投資法人は12日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「パシフィックタワー六本木」(東京都港区、総戸数83戸)の取得を決定したと発表。同日売買契約を締結した。
同物件は、2006年2月竣工予定のレジデンスで、鉄筋コンクリート造地上27階地下3階建て。都営地下鉄「六本木」駅徒歩4分など、都心部のビジネス街および商業中心地へのアクセスが良好。また、「六本木ヒルズ」や開発中の「東京ミッドタウンプロジェクト」等、大規模再開発が進むエリアであること、06年には同物件隣接地に国立新美術館が開館予定であることなどから予測されるエリア全体のさらなるブランドイメージ向上といった点が評価された。
また、開発中の不動産への投資に対するリスクに対しては、「パシフィックタワー乃木坂」や「パシフィックタワー水道橋」等の取得実績を生かして確立したリスクマネジメント法、価格評価法ならびに投資基準等により対応。竣工後、新築物件として不動産賃貸市場における競争力が見込めること、ポートフォリオ全体の築年数の維持によって運用資産の安定的な成長が見込めることなどから取得の決定にいたった。
取得先はセコムホームライフ(株)、取得価額は84億4,272万9,350円。12日の契約締結時に手付金として4億3,000万円、今後双方合意で定める譲渡実行日に残代金を支払うこととなっている。
敷地面積は1,065.45平方メートル、延床面積は10,013.44平方メートル。賃貸可能戸数は、1R:11戸、1LDK:51戸、2LDK:21戸、合計83戸を予定している。