大和ハウス工業(株)は12日、2005年度~2007年度における「第一次中期経営計画 -Challenge 2005-」を発表した。グループの連携を強化し、2007年度連結売上高1兆7,000億円(2004年度実績1兆3,659億円)、経常利益1,000億円(同742億円)、ROE9.0%(同7.9%)をめざす。
戸建住宅事業では、不採算展示場50ヵ所を削減し事業運営の効率化を推進するほか、ブランドイメージの向上、入居者ニーズに対応するサポート体制の整備などを実施。また、分譲住宅については、用地取得機能を強化すべく、企業遊休地などの取得を行なう土地情報センターを設置する。
マンション事業においては、グループとの連携により、売却や賃貸の斡旋、リフォームなどを通じ、資産価値を維持するサービスを強化していく。
また賃貸住宅事業では、都市部において今後3年間で新規に4,000戸の中高層賃貸住宅を供給。事業拡大を図るとともに、入居者斡旋、資産管理、施設管理の仕組みを強化し、大和リビングの管理戸数を11万2,000戸(2004年度実績)から18万3,000戸(2007年度)へ拡大する。
なお、同日発表した「2005年3月期決算」(単体・連結)は、単体売上高1兆923億8,300万円(前年同期比1.0%増)、営業利益521億2,000万円(同5.5%増)、経常利益570億7,000万円(同▲5.5%)、当期純利益344億3,600万円(同6.7%増)。
連結(対象40社)売上高1兆3,659億1,300万円(同11.5%増)、営業利益678億4,900万円(同13.7%増)、経常利益742億900万円(同2.2%増)、当期純利益402億6,200万円(同8.1%増)。
次期連結業績は、売上高1兆5,000億円、営業利益750億円、経常利益770億円、純利益410億円を見込むとしている。