不動産ニュース / 開発・分譲

2005/6/2

穴吹工務店、「2005年3月期決算」発表

 (株)穴吹工務店は2日、「2005年3月期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期(2004年4月1日~2005年3月31日)単体の売上高1,229億600万円(前期比▲4.5%)、営業利益73億800万円(同41.4%増)、経常利益50億1,500万円(同77.5%増)、当期純利益2億600万円(同133.6%増)となった。
 連結業績の売上高は1,476億円(同▲4.2%)、当期純利益は3億1,400万円(同13.9%増)であった。

 当期業績について、単体では分譲マンション売上計上戸数が減少したことにより売上高は減少した一方、原価・販売費の圧縮などにより、営業利益は前期比で41.4%増となり、減収増益となった。
 
 セグメント別にみると、同社の主力であるマンション事業では、分譲マンション「サーパス・シリーズ」の売上戸数4,430戸(前期比▲2.0%)の売上高は1,077億500万円(同5.8%増)であった。また、契約戸数は最高の5,223戸(同4.4%増)となった。賃貸アパート・店舗および一般工事請負事業は、売上高121億6,000万円(前期比▲4.4%)であった。民間大型物件などの受注により契約高は、283億8,400万円(同160.7%増)となった。

 当期の損益は、減損会計の早期適用により固定資産の売却損などを特別損失として(44億4,600万円)を計上し、2億600万円(同133.6%増)が当期純利益となった。
 なお、減損会計に係る処理については、次期(2005年度)で終了予定。

 次期(2006年3月期)については、単体ベースで売上高1,520億円、経常利益55億円、当期純利益4億5,000万円を、連結ベースで売上高1,861億円、経常利益62億円、当期純利益8億円を見込んでいる。

 なお、会見の席で同社総本部長兼経営企画部長兼広報室長の木村大哲氏は「インターネットを活用した来場、契約促進、販売開始時期を前倒ししたプレセールス活動などにより集客力を強化したことが好調要因であった」と述べた。

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