(株)大京は11日、「2006年3月期第1四半期決算(単体・連結)」を発表した。
当期(2005年4月1日~6月30日)連結業績の売上高は940億8,000万円(前期比43.2%増)、営業利益は48億5,500万円(同250.7%増)、経常利益は39億6,900万円、当期純利益は52億1,100万円(同639.4%増)。
前年度において同社は「事業再生計画」に基づき、主力のマンション分譲事業を筆頭に、マンション管理事業、不動産仲介事業および入居者向けサービス事業の収益力・競争力強化に取り組んだ結果、今期は大幅な増収増益となった。
セグメント別でみると、不動産販売事業のマンション分譲事業において契約高が3,211戸1,123億9,300万円(前年同期比54億5,000万円増)、売上高が2,169戸718億8,400万円(同182億8,600万円増)。
不動産管理事業は前年度に連結子会社として加わった大京管理(株)が業績に寄与し、営業収入56億3,100万円(同445.8%増)、営業利益3億1,100万円(同358.5%増)となった。
その他事業として、「事業再生計画」に基いてノンコア事業から撤退したのに伴い、賃貸用不動産を売却。営業収入33億7,500万円(同▲34.4%)、営業利益2億8,100万円(同▲51.4%)となった。
なお、有利子負債が前年度より225億8,500万円減少し2,013億2,900万円となったほか、マンション建築工事代金の決済により支払い債務が減少したこと等により、全体の負債は前年度末時点から351億1,500万円減少して3,316億2,900万円となった。