(株)クリードは6日、2006年5月期、第1四半期の経営成績(連結)を発表した。
当期(2005年6月1日~2005年8月31日)における売上高は45億2,500万円(前期比56.8%増)、営業利益は14億800万円(同80.3%増)、経常利益は12億3,400万円(同72.1%増)、当期純利益は9億7,500万円(同175.9%増)であった。
運用ビジネス、不動産サービス、不動産活用ビジネスの3事業を格とした新しいビジネスモデルの実践や、コーポレートインフラストラクチャーの再構築を戦略の柱に据え、当期末で経常利益50億円、グループ運用資産残高3,000億円に、2008年5月期には経常利益70億円、グループ運用資産残高8,000億円の達成を目標に事業を展開。その結果、経常利益は前年同期比72.1%増の12億3,400万円を実現できたとしている。
セグメント別では、またプリンシパルインベストメント事業においては、保有不動産の売却などの要因により、売上高32億8,000万円(同63.8%増)、営業利益6億5,200万円(同7.6%増)を計上。ファンド事業については、REIT準備ファンド組成に伴うアレンジメントフィーの発生や、アセットマネジメントフィーの増加等により売上高13億600万円(前年同期比253%増)、営業利益9億700万円(同572.1%増)を計上した。
なお2006年5月期は、売上高170億円、経常利益50億円、当期純利益32億円を見込むとしている。
また、アメリカのグアム島にあるホテル・ニッコー・グアム取得についても公表した。
同ホテルはグアム島タモン地区に所在する、土地面積9万9,000平方メートル、建物面積4万6,000平方メートルのリゾート型ホテル。
海外不動産にかかる投資・運用事業推進を目的に同社100%子会社である(株)クリード・グローバル・インベストメンツを設立していたが、今回本格的海外投資第1号として同ホテル・敷地を所有する企業の全株式の取得を決定、本日同ホテル購入に関する契約を締結したもの。株式売買の決済は2005年12月を予定している。