三井ホーム(株)は27日、「2006年3月期中間決算短信(連結)」を発表した。
当期(2005年4月1日~9月30日)の単体業績の売上高は589億3,200万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は▲37億900万円、経常利益は▲29億900万円、中間純利益は▲12億9,600万円。当期連結の売上高は948億5,500万円(同7.8%増)、営業利益は▲31億9,200万円(同8億7,900万円の改善)、経常利益は▲32億2,500万円(同8億4,700万円の改善)、中間純利益は▲17億7,200万円(同10億8,700万円の改善)であった。
当期中間期の連結業績では、前年同期と比較して販管費は増加したものの、売上高の増加に伴い売上総利益が増加したことなどにより、営業損失、経常損失、中間純損失が改善。
通期(連結)の見直しについては、売上高2,300億円(前期比2.9%増)経常利益46億円(同3.9%増)、当期純利益23億円(同20.5%増)を見込むとしている。
また併せて、2004年10月の創立30周年を機に、基本性能・建物品質・業務品質の高さを基盤とし、優れたデザイン力をもってお客さま満足度の高い住まいを提供しつづけることをめざすべく設定した新コミュニケーションワード「QUALITY × DESIGN」を冠した「中期経営計画―QUALITY × DESIGN 100―」(2006年度~2008年度対象)を策定したことを明らかにした。
連結数値目標として、2010年度に売上高2,800億円、営業利益率3.6%、営業利益100億円を設定。
その実現に向けた基本戦略として、フロー中心の事業展開から、ストック関連事業の拡大をめざすこと、三井不動産グループの豊富なストック資源に対するビジネスチャンスの拡大に向けて同社グループ各社との提携強化を図ること、これまで注文住宅請負事業のバリューチェーンを構成していた同社グループ各社の事業領域について、各社のいっそうの成長をめざして一般市場への拡大を図ること、そして専門住宅事業を中心に経営資源の選択と集中を図ることを挙げている。