スウェーデンハウス(株)は12日、縦割りメゾット型の賃貸住宅「SWEDISH Maison(スウェディッシュメゾン)」の発表会を開催した。
同社はこれまで、戸建注文住宅を中心に販売を行なってきており、賃貸住宅に本格的に取り組むのは今回が初となる。
近年、「終の棲家」として、今の住まいに住み続けたいというニーズが増え、そうした要望に応えるため、賃貸住宅の分野においても、同社の注文住宅で培った耐久性や耐震性等のノウハウを生かし、良質なファミリー向け賃貸住宅を提案しようと、開発に至ったもの。
商品コンセプトは「メゾネット賃貸住宅」「リバーシブル賃貸住宅(自宅+メゾネット賃貸併用)」の2つ。
メゾネット賃貸は9タイプで、延床面積、130.62平方メートル~268.00平方メートル。価格は3,224万5,500円~6,052万2,000円。
自宅+メゾネット賃貸併用タイプは3タイプで、延床面積、156.33平方メートル~223.08平方メートル。価格は3,668万7,000円~5,140万8,000円。
販売開始は1月15日より。販売エリアは、関東・東北・名古屋・関西・九州地区としている。
スウェディッシュメゾンは、例えば、親世帯、子世帯の二世帯住宅として建て、転勤などで空いた住宅部分を賃貸用にアレンジしたり、親世帯宅+賃貸住宅として建て、子世帯が戻ってきたら賃貸住宅部分に入るなど、収入が得られたり、子世帯と一緒に住むことができる。
また、賃貸経営をバックアップする「賃貸経営サポートシステム」も用意されている。
2006年度販売目標は、4連メゾネットタイプで50棟、賃貸・2世帯併用タイプで200棟としている。
また、同社では、従来の戸建注文住宅に加え、中高級戸建分譲分野への販売領域拡大も図っていく。今後は、都市再生機構、デベロッパー、大手住宅メーカーなどとの提携を含め、都市部へのまちづくり推進を図っていくとしている。
記者会見で、同社代表取締役社長・羽山定克氏は「年間売上数1,800棟で足踏みするのが最近の状況。2,000棟を突破するのが大命題となっている。3ヵ年計画では、来期は売上数2,000棟、売上高695億円。3年後は、売上数2,500棟、売上高750億円を目標に掲げている」と述べた。