(株)アキュラホームは20日、独自の構造理論により、大空間・大開口の構造を持つ木造住宅の実大耐震実証実験を行なったと発表した。
同社では、木造軸組工法の可能性を追求するとともに、今後のライフスタイルの多様化による居住空間の理想のあり方を考え、大空間・大開口の構造を実現するため、東京大学大学院の稲山正弘助教授と共同で、壁倍率6.3倍という高倍率耐力壁を開発。これを、独自発送によるH型配列とすることにより、震度7クラスの再現地震波で複数回加震したところ、壁紙の破れなどの軽微な損傷のみという好結果が得られた。
この結果をもとに、同社は、市販に向け商品開発を進めていく方針。